萱町商店街の平野鶏卵店様の工事も無事終了いたしました。
今回、リフォームした物件は鉄筋コンクリート造、
3階建・築20年です。
1階を平野様のお母さんが住まれ、
2・3階を賃貸されているマンションです。
20年経ったので、アスファルト防水がきれて少し漏水していました。
工事はまず、「屋上はほとんど使っていない」とのことなので、
ガルバニウム鋼板のルーフにて、屋根を葺きました。
ガルバニウム鋼板はご存じのように少し金額的には高いのですが
通常の鋼板よりも耐久性に優れ、非常に軽いという利点があります。
屋上を防水でなく屋根を葺いた利用は
コンクリート造特有の蓄熱効果の為です。
夏は屋上の熱がそのまま3階に伝わり、夜になってもとても暑く
冬はその逆でいつまでも寒く底冷えします。
又、コンクリートは湿気を吸収しやすく、
放出することが非常に苦手なので、不快感が増します。
そのことを考慮し
外気に直接ふれないようルーフ屋根を採用しました。
そして2・3階のベランダには、FRP防水を施しました。
防水には、
主にアスファルト・シート・ウレタン・FRPと4種類あります。
平野様の近所の方がウレタン防水をされていました。
平野様も、「同じ防水で!!」とのことでしたが、
私は是非にとFRP防水を推奨致しました。
少し金額負担があるのですが、耐久性が全く違うのです。
船舶の防水にも用いられる防水です。
詳しく説明し納得して頂きました。
当社のFRP防水工事の工程は次の通りです。
①ポリマーセメント 刷毛引仕上げ
②FRP 下塗り
③FRP シート貼り
④FRP 上塗り
⑤樹脂ペイント仕上げ 及び 端末シーリング
防水層が4工程あり、かなり厚みがある防水層に
平野様もお母さんもびっくりされていました。
無事工事も終了し、大変喜んで頂きました。
有難いことに引き続きマンション玄関前のテントの工事まで
やらせていただけることとなりました。
最後に、今回工事させていただいた平野様は、鶏卵店はもちろん
マンションについても賃貸で住まわれている方の為、
またRC造の建築物そのものの為に、
早め早めに対応されていらっしゃいます。
建物を長持ちさせるコツはまさにこれに付きます。
大変頭のいい方だとつくづく思いました。
by Take